FX レートが上にいくと円高?円高・円安を覚えよう!

FX レートが上にいくと円高?円高・円安を覚えよう!

 

円安・円高という言葉を聞いたことがあることでしょう。

しかし、実際に「意味を説明して!」と言われて説明できる人はあまりに少ないと思います。

 

トレーダーとして、最低限の知識ですので、人に聞かれても説明できるレベルにまでは身に着けておきましょう。

 

■この記事はこのような方向けです

・円高・円安について説明できない

・円高・円安が通貨に与える影響を知らない方

 

 

 

円高・円安とは?

 

・円高とは、外国の通貨に対して円の価値が上がること。

・円安とは、外国の通貨に対して円の価値が下がること。

 

具体的な例を挙げてみましょう。

 

1ドル100円の時に1ドルを買うのに100円必要になります。
1ドル90円の時には、1ドル買うのに90円になります。

 

つまり、1ドル=100円→90円で円の価値が上がり円高になります。

 

逆に1ドル=100円→110円になると円の価値が下がる円安になるわけです。

 

 

数値が減るのに円高、数値が増えると円安になるという、最初は慣れないとイメージしづらいと思いますが、FXでは円高の時にドルを買い、円安のときに売ると利益が出るわけです。

 

1ドル=何円で円高なのか?

 

1ドル=何円で円高・円安という基準は決められていません

これは、ニュースなどでよく耳にする「先日比、1ドル=〇〇円で円安となりました。」

 

といった感じで、過去のレートと比較して、円高なのか円安なのかで判断しています。

 

1年前と比較して、円安なので「最近は円安」とか、昨日と比べて円高なので「円高方向へ推移しています」と言っているわけです。

 

世間が円安と言っても、さらに円安が進んでほしいと願う輸出企業は、「まだまだ円高」と言うかもしれません。それぞれの立場や考え方によっても円高や円安は違ってきます。

 

円高・円安がFXトレードにどう影響するのか?

 

FXトレーダーは経済ニュースや指標のチェックが欠かせません。いくらテクニカル分析が得意であっても、為替相場を動かす要因はファンダメンタル分析も盛り込んでいるわけですから、経済ニュースは欠かせません。

 

ニュースの内容を理解するためにも、円高・円安のメリット・デメリットをきちんと把握しておきましょう。

 

円高のメリット

 

海外からのモノやサービスが安く買える

 

円高とは、他通貨とくらべて「円の価値が高い」訳ですから、海外から仕入れた食品、海外ブランド製品・バッグなどの輸入品が安く買える状態にあります。

 

海外旅行をするさいには、現地でその国のお金が必要になりますから、通貨の変換が必要になります。このとき円高であれば、普段よりも少ない円で多くの現地のお金が手に入るので、お得に海外旅行をすることができます。

 

輸入企業は海外からモノを安く仕入れられる

 

海外から商品を仕入れて、国内で販売している企業は儲けが多くなります。よく百貨店などで見かける「円高還元セール」のように、値下げすることもできます。

 

海外から原材料を仕入れている製造業なども、製造コストが減ることから安く商品を造ることが出来る為、輸入企業は円高の恩恵を受けます。

 

円高のデメリット

 

外貨預金・通貨・債券を持っていたら損をする

 

円安の時に外貨預金や通貨・債券を買って、その後円高になると損をしてしまいます。

 

輸出企業は儲けが減る

 

日本から海外へモノやサービスを輸出している輸出企業にとっては、円高はマイナス材料となります。

 

円高の時は海外での販売価格を高くしないと円安の時と同じ儲けが出来なくなります。販売価格を維持すると儲けが減るわけですが、販売価格を上げると消費者が「高くなったからほかの安い商品を買おう」なんてことも起こる為、難しいところです。

 

円安のメリット

 

外貨預金していたら得をする

 

円高の時に外貨預金や債券を購入しておくと、その後円安になると得をします。

 

輸出企業は売り上げが増える

 

輸出企業は単純に円安の恩恵を受けます。海外で稼いだドルを、円に両替するときに、円安の方が多く円をもらうことが出来るからです。

 

海外で円高時と同額で販売すれば利益が増えます。円安の分商品を値下げし、消費者に「安くなったから買ってみよう」と思わせることも可能なので、さらなる利益に繋がります。

 

円安のデメリット

 

海外のモノやサービスが高くなる

 

海外から仕入れた食品、海外ブランドのカバンや洋服などの輸入品が高くなります。海外旅行へ行くときの費用も円高の時と比べると高くなってしまいます。

 

輸入企業は海外からの仕入れコストが増える

 

海外から商品を仕入れて、販売している輸入企業は儲けが少なくなってしまいます。海外から原材料を仕入れている製造業などもコストが増える為、今までの利益を維持しようと思えば、販売価格を上げるしかありません。輸入企業は円安で損をします。

 

 

 

まとめ

 

■円高・円安

 

・円高とは、「円の価値が上がることを指す」

・円安とは、「円の価値が下がることを指す」

・円高は、海外からの輸入品が安く買える

・円安は、海外への輸出に有利になる。

 

いかがでしたか?

このように、円高・円安と言っても、結構奥が深く、これによってその年の企業の利益も大幅に変わってきます。

 

自動車メーカー大手である、トヨタ自動車であれば、輸出企業にあたるので、1円の円高ドル安が進むことで年間の営業利益が350億円減少するといわれています。

 

単純に「円高は円の価値が高くなるから良い」ということではないのは、今回ご紹介した内容でご理解していただけるかと思います。