FX リスクリワードとは?勝率を上げる為の理想の計算方法

FX リスクリワードとは?取引を優位にする為の計算法

 

■この記事はこのような方向けです

・毎日トレードしているのに利益が伸びない

・勝率は良いのに、収支がマイナスになっている

・リスクリワードという言葉を聞いたことが無い

 

はじめに、プロトレーダーでも勝率が30%~40%の方も大勢います。

 

FXにおいて上がるか下がるかの取引なので確率は2分の1だと思っている方も多いと思います。

 

つまり、勝率50%上回らなければ利益が出ないと思いますよね?

 

それでは、なぜプロトレーダーが勝率30%~40%程でも安定して利益をとっていけるのでしょうか。

 

それは「リスクリワード」を意識しているからです。

 

リスクリワードとは?

 

リスクリワードとは

 

・リスク=「損失」

・リワード=「利益」

 

つまり、1回のトレードで「損失するリスク」に対して「利益が見込めるか」という期待値のことになります。

 

リスクリワードはなぜ必要なの?

 

FXで利益を出すには、次の2つを意識する必要があります。

 

☑勝率

☑リスクリワード

 

この2つです。

 

利益=勝率×リスクリワードで出来ています。

 

勝率は、プロのトレーダーでも50%を超えるのは至難の業です。

 

ましてや、FX初心者の方が勝率を上げようと思うと、他の強者達と同じ土俵で戦うのですから、それ相応の知識やスキルが必要となりますので、必然的に勝率は下がってしまうでしょう。

 

勝率の調整は難しいですが、リスクリワードはエントリーする前に自分のリスク管理として調整することが出来ますので、優位性をもったトレードが出来るようになります。

 

勝率の計算方法

→勝ちトレード÷総取引数×100(百分率)=勝率(%)

 

もちろん、勝率が仮に80~90%であっても、リスクリワードが悪ければトータルでマイナスになってしまいます。

 

ですが、FXの基本は「損小利大」です。

 

そう考えると、1度の取引で大損しないためには、リスクリワードを上げたほうが効率が良いですよね。

 

リスクリワードの求め方

 

それでは、トレードにおけるリスクリワードの求め方を解説していきます。

 

例えば損切20pipsに対して、利益20pipsの期待値で取引する場合は

 

リスクリワード「1:1」となります。

 

損切20pipsに対して、利益40pipsであればリスクリワードは「1:2」になります。

 

リスクリワードレシオと計算方法

 

リスクリワードレシオとは?

 

リスクリワードに新たに「レシオ」という言葉が加わりました。

 

「レシオ」とは「比率」のことです。

 

つまりリスクリワードレシオとは、平均損失と平均利益の比率を指します。

 

このリスクリワードレシオの数値が高ければ高いほど優位性を持ったトレードが出来ていると言えます。

 

それでは、リスクリワードレシオの具体的な計算方法を解説していきます。

 

リスクリワードレシオの計算方法

 

リスクリワードレシオの計算方法は下記のようになります・

 

リスクリワードレシオ=平均利益÷平均損失

 

例えば、10回取引をして損失を2回出して−100万円だったとします。

利益は8回出せて+80万円です。

 

1トレードの平均利益と損失の計算をしてみましょう。

 

・総損失÷負けトレード数=100万円÷2敗=50万円

・総利益÷勝ちトレード数=80万円÷8勝=10万円

 

となり、10回中8回勝っていますので勝率80%で中々いいトレードをしているように見えます。

 

それでは、先程のリスクリワードレシオに計算方法に当てはめてみましょう。

 

リスクリワードレシオ=平均利益÷平均損失

 

なので、リスクリワードレシオ=10万円÷50万円=0.2となります。

 

ここで出た0.2と言う数値がレシオ(比率)です。

 

一般的にリスクリワードレシオは「」以上が望ましいです。

 

リスクリワードレシオが「」以下の場合は、1トレードで利益が出た時よりも損失が出た時の方が大きくなってしまい、リスクが増えます。

 

また、「バルサラの破産確率」というのがあり、リスクリワードレシオが「1」以下だと破産する確率がグンとアップしてしまいます。

 

バルサラの破産確率について詳しくはFX バルサラの破産確率で資金管理を考えてみようを参考にしてください。

 

リスクリワードレシオは「1」以上を目標にする

 

リスクリワードレシオの損益分岐点は「1」を基準に考えます。

(高勝率手法の場合は例外)

 

平均利益が1万円

平均損失が1万円

 

の場合、リスクリワードレシオは「1」になります。

 

つまり勝率50%以上で初めて利益が出ます。

 

逆を言えば勝率50%を維持できなければ、そのままの手法であればいずれ破産してしまうことになります。

 

このようにリスクリワードレシオと勝率はセットで考えます。

 

次にリスクリワードレシオと勝率の関係性を解説します。

 

リスクリワードと勝率の関係性

 

リスクリワードレシオと勝率の関係を理解することで、「90%の勝率!」と謳っている高勝率商材のカラクリをご理解いただけるのではないかと思います。

 

リスクリワードレシオと勝率のバランス

 

リスクリワードレシオの数値だけでは利益は残りません。

 

リスクリワードレシオは勝率とセットで考えて初めて役に立ちます。

 

10回トレードした場合

・勝率=50%

・リスクリワード=「1:2」損失1万円:利益2万円

とします。

 

勝率50%

・損失1万円×損失数5回=−5万円

・利益2万円×利益数5回=+10万円

合計=+5万円

 

結果として、勝率50%でもリスクリワードで1:2を守れば、月に+5万円の利益を確保することが出来ます。

 

それでは、勝率を60%の場合を考えてみましょう

 

勝率60%

・損失1万円×損失数4回=−4万円

・利益2万円×利益数6回=+12万円

合計=+8万円

 

このように、リスクリワードを固定しても、勝率が上がればさらなる利益アップにつながります。

 

※勝率が悪ければ、リスクリワードを比を広げても破産することもありますので、勝率とセットで考えるのがポイントです。

 

リスクリワードと損益分岐勝率

 

今後取引をしていくに当たり、必ず使うものになりますのでもっと具体的にリスクリワードと勝率との関係性について深堀してご紹介していきます。

 

【リスクリワード1:1】の場合

 

「勝率50%」

損失1万円×損失数5回=−5万円

利益1万円×利益数5回=+5万円

合計=±0円

 

「勝率40%」

損失1万円×損失数6回=−6万円

利益1万円×利益数4回=+4万円

合計=−2万円

 

【リスクリワード1:1】の場合は、勝率50%以上にすることで利益になる

 

【リスクリワード1:2】の場合

 

「勝率40%」

損失1万円×損失数6回=−6万円

利益2万円×利益数4回=+8万円

合計=+2万円

 

「勝率30%」

損失1万円×損失数7回=−7万円

利益2万円×利益数3回=+6万円

合計=−1 万円

 

【リスクリワード1:2】の場合は、勝率40%以上にすることで利益になる

 

このように、リスクリワードの比率を上げることにより、冒頭でも説明した「勝率50%以下でも勝つ」ことができます。

 

逆にリスクリワードの比率が悪いと勝率をあげるしかありませんので、FX初心者の方には難しいでしょう。

 

それでは、勝率とリスクリワードについてご理解いただけたところで、上記で説明した「バルサラの破産確率」の表を使って、今後破産する確率は無いか確認してみましょう。

 

 

見方は、勝率50%の方が、リスクリワード2.0の場合は「2.2%」です。

勝率30%の方が、リスクリワード2.2の場合は「0.9%」となります。

 

ここでわかっていただきたいのは、今回キッチリ内容をご理解できた方なら大丈夫だと思いますが、前者と後者で比べた時に、どちらが取引で優位性をもっているかということです。

 

こちらの場合だと勝率が30%ですが、リスクリワード比が高い後者の方が優位性あるトレードが出来ていると判断できます。

 

ちなみに、破産確率表も1%未満が望ましいとされていますが、の背景になっている箇所が1%未満ですので、かなり険しいと思いますが

 

今回学習した、「勝率とリスクリワード」をセットに考えてバランスの良い取引を心掛けられるようにしましょう。

 

 

理想のリスクリワードレシオ値

 

ここまでの説明は理解できたけど、実際どれくらいの比率を意識すればいいの?と言う疑問があると思います。

 

一般的に理想的なリスクリワードレシオは【2.5~3.0】とされています。

 

理想のリスクリワードレシオ

・リスクリワードレシオ【2.5~3.0】

・リスクリワード【1:2.5】~【1:3】

 

つまり、損失1万円に対して2.5万円~3万円利益をとっていきましょうということです。

 

【勝率50%の場合】

 

損失1万円×5回損失=−5万円

利益3万円×5回利益=+15万円

合計+10万円

 

となり、勝率50%でも十分な利益を積み上げることが可能となります。

 

理想的なリスクリワードを手に入れる為に

 

勝率の改善

 

勝率を上げるためにやるべきことはたった1つ

 

「無駄なトレードをしない」です。

 

勝つ自信があるときのみトレードし、早くエントリーしたいからと言って、分析もテキトーなままエントリーしているようでは、勝率の話もできませんので、気をつけましょう。

 

リスクリワードの改善

 

リスクリワードの改善もとても簡単です

 

「理想としているリスクリワードが難しいときはエントリーを見送る」

 

リスクリワードを1:2でエントリーしようとしても、手法や分析方法により異なりますが、利益確定の位置までレートが届かない可能性がある場合、エントリーは控えるようにしましょう。

 

自分の性格に合わせた取引をしよう

 

①負けることがイヤな人

・リスクリワード比→低め

・勝率→高め

 

②損切慣れしている人

・リスクリワード比→高め

・勝率→低め

 

③勝率が低いのは嫌、でも損切もイヤ

・リスクリワード比→中間

・勝率→中間

 

まとめ

 

FXを始めたころは「勝率を上げてなんぼ!」と思っている方も多いと思います。

しかし、今回の記事で勝率だけが良くても勝てないことがお判りいただけたのではないでしょうか。

 

勝率は良いのに、月間収支がマイナスでいつも終わってしまう方、一度リスクリワード比と勝率を見直してみましょう。

 

そして、リスクリワード比を上げすぎて利益確定が出来ない場合は、自分に合ったレシオを探すために何度もトライしてみましょう。