FX リスクオン・リスクオフを理解して相場への影響を知ろう

FX リスクオン・リスクオフを理解して相場への影響を知ろう

 

リスクオン・リスクオフという言葉を聞いたことがありますか?

基本的にはFXにおけるこの言葉はネットのニュースなどで見かけるのではないでしょうか?

 

FX初心者であれば聞いたことすらないかもしれません。

今回は、そんなリスクオン・リスクオフについて理解し、相場において各状況はどのように相場に影響するのかをご紹介いたします。

 

■この記事はこのような方向けです

 

・リスクオン・リスクオフという言葉を知らない方

・ファンダメンタル分析についての学習をしている方

・世界の経済状況が相場にどのように影響を及ぼすのか知りたい方

 

リスクオン・リスクオフとは?

 

リスクオン・リスクオフとは、別名「リスク先行・リスク回避相場」とも呼ばれます。

 

リスクオンというのは、リスクを好んで取っている状態のことを指します。

逆に、リスクオフとはリスクを好まない(回避)している状態を指します。

 

リスクオンとはリスクをとるが、乗り越えることが出来ればそれなりのリターンが待っていることになります。

つまり「ハイリスクハイリターン」の通貨を好んで取引する状態を指します。

 

リスクオフとは、リスクオンとは反対にリスクが少ないけど世界的に見て安定している通貨を好んで取引をし、逆にハイリスクハイリターンの通貨が期待できる「リスクオン」の通貨ペアが売られる状態を指します。

 

では、リスクオン・リスクオフを理解したところで、次にリスクオン・リスクオフの相場展開が起こっている最中に市場ではどのような判断基準(取引通貨間の関係・その他商品先物との関係)で取引が行われているのか見ていきましょう。

 

リスクオン相場の市場の反応

 

リスクオンの相場は、先に説明をしたようにリスクのある通貨が好んで買われる状態にあります。

リスクのある通貨とは一般的に、カナダドル・オーストラリアドル・イギリスポンドドル・欧州ユーロ・ニュージーランドドルなどがあります。

 

これらの通貨は発展途上国の通貨というのが主に当たり、発展途上国ですから経済的に不安定なことが多く、通貨の価値も安定していない場合が多いです。

しかし、各国の通貨には「金利」というものがあります。

この金利を上げることによって、自らの国の通貨の魅力を高めていることから、リスクオンの相場で買われる傾向にあります。

 

基本的に、リスクオン相場が起きるキッカケは、「世界的な経済の安定が見込まれる」ことから始まります。世界的な経済の安定が観測される例としては、たくさんありますが、代表的なのは、世界的に影響力のあるアメリカの経済指標が良かったとか、それまで経済的に問題視されていた事柄が解決に近づいたりした場合が上げられます。

 

つまり、世界の投資家が「経済状態がこれから良くなるだろう」と考えて、リスクのある通貨を買う動きとなるのです。

 

リスク相場の傾向として、アメリカドルや日本円などの「低金利通貨」や安全資産とされる「」は売られ、資源国通貨や発展途上国の通貨、他には株や原油などが買われる傾向にあります。

 

注意点は、リスク先行相場はジリジリと長く続く傾向が強く、そろそろリスクオン相場も終わるだろうと切り替えてしまうと、「なかなか反転しない」なんてこともあるので、初心者の方は特に注意が必要です。

 

リスクオフ相場の市場の反応

 

リスクオフの相場は、リスクオン相場の反対だと考えていただいた基本的には大丈夫です。

 

一般的には経済状態の不安定材料が発覚したり、世界的影響力のあるアメリカなどの国の指標が悪い結果ばかり出ている場合、世界中のトレーダーたちが「世界はこのままどうなるのだろう?」な先行きが不安になり安全な国の通貨や金が買われる状態になります。

 

この場合、リスクオンの時に買われていた株・原油・商品先物を売ってリスクオフの安全資産を買うわけですから、リスクオンの時に買われていた商品は売られることになりますので、相場は反転します。

 

ただし、リスクオンとリスクオフでは大きく違う点が1点あります。

 

それは、リスクオフ相場ではリスクオン相場に比べて明らかに速い動きを見せます。ここで言う「速い」とは値動きの動きのことを指します。

リスクオン相場では説明した通り「ジリジリと長く続く」わけですが、リスクオフ相場では「速い」のです。

 

それは、リスクのある通貨を持っている人は経済に対する不安材料が出た時点ですぐに売り払ってしまうからです。

購入金額が大きければ大きいほど取引に必死になりますので、リスクのある通貨を持っていたくない気持ちはわかりますよね。

 

さらに、この売りは売りをさらに呼び、大きく相場が下落する「投げ売り(selling climax)」と言う「損をしても良いから大損する前にいくらの値段でもいから売ってしまおう」という現象を引き起こします。

 

わかりやすいように、自分のことで考えてみましょう。

 

近所の人に、「〇〇会社、最近好調らしいよ!銀行から○○会社を買っとけば間違いないですって言われたから私も買ったの」なんて話をすると、「私もその話に乗ってみよう。とりあえず100万円だけ」と半信半疑で買った株。

 

しかし、それから1週間後、ニュースで「○○会社、倒産の危機」なんてのを見てしまったときには「あわてて、株を全て売り払おうなんて思いませんか?

ましてや、「せっかく買ったから半分の50万円分だけ売ろう」なんて考えにはなりませんよね。

 

これがリスクオンとリスクオフの動きの違いになります。一般的にリスクオフでは一気に値が下がる傾向があるので、初心者トレーダーの方に注意してほしいポイントです。

 

リスクオンでは、発展途上国の通貨・株・商品先物が買われる傾向にあり、

まとめ

 

リスクオン・リスクオフ違いのまとめ

 

・リスクオンでは、「資源国通貨や発展途上国の通貨が好まれる」

・リスクオフでは、「安定していると判断される、日本やアメリカの通貨が買われる」

・リスクオンでは、「株や原油などが買われる」傾向がある

・リスクオフでは、「安定した価値」をもつとされる「金」が買われる傾向にある。

・リスクオン相場とリスクオフ相場では、大きな違いに「値動きの速さ」がある。