FX 利益確定ルールを決めよう!利確ポイントの決め方とは?

FX 利益確定ルールを決めよう!利確ポイントの決め方とは?

 

FX取引において利益確定ポイントを探すのは至難の業です。しかし、FX初心者に多いのはエントリーポイントばかり探して(入口)、決済ポイント(出口)を楽観的に考えているトレーダーが多いのが現状です。

 

今回は、利益確定の正しい位置を習得することにより、利益を最大化して安定的に収支をプラスにする方法をご紹介します。

 

利確を遅らせるメリット・デメリット

 

まず、利益確定のポイントを決める前に、大前提として利確を遅らせることによるメリット・デメリットを把握しておきましょう。

 

利確を遅らせるメリット

 

利確タイミングを遅くするメリットは、トレンドが大きく発生した場合に利益がどんどん伸びることがあるので、その波に乗ることが出来れば利益は一気に増えることでしょう。

 

要するに、「コツコツドカン」の逆をやることにより、「損小利大」にすることが出来るようになります。

 

もう一つのメリットは、勝率を気にしなくて済むことになります。

 

上記でも紹介しましたが「コツコツドカン」の逆をすることにより、一回の利益を損切三回分と同じ量にすることが出来れば、勝率50%以下でも最終的な収支はプラスになります。

 

なので、なかなか勝てなくても、焦る必要が無く「10回中4回勝てば良いんだな」と思えることが出来れば、1回1回の負けが気にならなくなりますので、気持ちに余裕が生まれ、その結果自分のトレードを客観的に見ることが出来るようになります。

利確を遅らせるデメリット

 

利確を遅らせるデメリットは、トレンドが発生しない相場状況などでは値動きが行ったり来たりですので、せっかく含み益が膨らんでいても、縮小してしまう可能性が高くなってしまいます。

 

また、ポジションを長く持つということは精神的にもストレスになってくる為、あまり良くありません。

 

せっかく含み益になっていても、プラマイゼロや含み損で終わってしまった場合に、「あの位置で利確しておけば・・時間を無駄にした・・」などいろいろ考えてしまい、マイルールを決めていても焦りからルールを破ってしまう原因となってしまうため、次のトレードに支障をきたしてしまい兼ねません。

 

初心者にありがちなのが本来取れていたであろう利益を、次のエントリーで一気に取り返そうとして、取引量を上げたり、分析が甘くて逆行してしまった際に、「どうにでもなれ!」と思い、含み益になるまで放置して損切注文を入れずに、そのまま逆行して強制ロスカットというパターンも多く散見されますので注意しておきましょう。

 

利益確定の基本的なルール

 

それでは、利確を遅らせるメリット・デメリットを理解していただいたところで、実際に利確位置を決める為の方法をご紹介していきます。

 

今回ご紹介する利益確定のルールはこちらです。

 

・値動きを見て判断する

・インジケーターで判断する

・時間で区切りをつける

・損切との比率で判断する

 

以下で一つ一つ詳しく説明していきます。

 

値動きを見て判断する

 

まず最もシンプルでFXらしい判断として活用できるのが、「値動きを見て判断する」やり方です。

 

例えば、レジスタンスライン・サポートラインまでレートが動いたらその後は相場がそのまま上抜けるか反発するかわからないので、一旦ポジションを決済する方法です。

 

以下のチャートで売り(ショート)エントリーすると想定して画像をご覧ください。

 

 

各丸の位置が意識されていて、何度も反発しています。

 

何度も反発しているということは多くのトレーダーに意識されているラインであることがわかるので、このラインを下抜けたら決済しようと一つの判断材料とすることが出来ます。

 

このようにチャートには値動きの節目となるポイントが存在します。

 

順調に相場が下がっていても、相場は基本的にジグザグに動くので、いつかは戻し・押しを形成します。

 

その際に多くのトレーダーは判断材料として、レジサポライン直近高値(安値)などを意識している為、下げ止まったり上げ止まったりします。

 

また、ファンドなどの大口投資家が参入している場合、大きな資金量で相場を動かすことが可能なので、値動きが限定的になってしまいそれ以上利益を増やすことが難しくなる局面もあります。

 

デイトレなどの場合、30分~1時間足あたりを見て、レジサポラインや直近高値(安値)を確認し、一旦反発しそうなポイントを把握しておくことで、含み益が最大のところで利益確定することが出来ます。

 

このように、値動きを見て利確ポイントを見つけることにより、ここまで来たら利確すると決めることが出来ます。

 

OCO注文や、IFO注文など注文を入れておけば自動的に決済してくれる機能がありますので、これらを活用することによって、チャートにずっと張り付いておく必要もなくなります。

 

参考記事:FX IFD注文・OCO注文・IFO注文を分かりやすく解説!

 

インジケーターで判断する

 

次にインジケーターを使った利確ポイントの決め方です。

 

テクニカル分析ツールには、トレンド系オシレーター系という大きく分けて2つのツールのジャンルがあります。利益確定を決定する場合はオシレーター系を使うのが一般的です。

 

オシレーター系とは、「値動きが反転するタイミングを教えてくれるツール」と覚えておきましょう。過信しすぎには要注意です!!

 

 

例えば、MACDという値動きの反転を知らせてくれるツールを使用したのが上記の図です。

 

MACDが交差(赤線と灰色グラフ)するタイミング(下赤〇)と上のローソク足の赤丸部分とほぼ一致しているのが分かると思います。

 

MACDはトレンドの反転がわかるオシレーターなので、「交差しそうになったら利益確定しよう」と判断材料の一つにすることが出来ますので、あとはそれに従って取引するだけなので初心者の方でも取り入れやすいと思います。

 

しかしオシレーターを過信しすぎないように注意してください!!反転サインが出たからと言って、必ずそうなるとは限りませんので・・・。

 

時間で区切りをつける

 

時間で区切る方法をご紹介します。

 

時間で区切るとは、「〇時になったら一旦ポジションを決済(利確)しよう」と決めることです。

 

例えば、デイトレードであれば夜の十時前後になるとサラリーマンや主婦の方が仕事や家庭の用事を済ませて落ち着く時間帯になったり、ニューヨーク勢が参入してくることから相場の流れが一気に激しくなります。

 

なので、「十時からは値動きが激しくなりそうだから、一旦ポジションを閉まっておこう」と考えることが出来ます。

 

またニューヨーク時間では、市場参加者が増える他に指標発表も沢山あり、相場の値動きを左右するイベントが次々にありますので、含み益が出ているのであれば尚更手仕舞いしておくことをお勧めします。

 

また、FX取引は土日は市場が閉まりますので、値動きが止まります。

 

しかし、土日の間に主要人の発言や、各国の情勢が好転したり悪化したなどのニュースが伝わった場合に、週明け(月曜日朝)にレートがいきなり飛んでしまう現象(窓開け)が起こります。

 

なので、出来る限り土曜日の早朝に相場が閉まる前にポジションを決済しておくのが良いでしょう。

 

土曜日の朝まで含み益だったのに、月曜日の朝相場を確認したら、含み損に変わっていたなんてことは良くある話ですので・・・。

 

損切との比率で判断する

 

最後に、損切との比率で利益確定ポイントを決める方法をご紹介します。

 

損切との「比率」で決めるとは、相場に優位性を持って取引をするために、損切を10pipsのところに置くのであれば、利確は10pips以上を取りに行くというリスク管理術になります。

 

損切10pipsの取引に対し、利確5pipsを取りに行くようであれば、「損するときは大きく、利が乗るときは小さく」となる為「コツコツドカン」になる可能性が高まってしまいます。

 

このようなリスク管理術を「リスクリワード」と呼びます。

 

リスクに対してリターンをどれだけ取れば勝てるか?を考えるのはFXにおいて必須項目ですので、必ず覚えておきましょう。

 

参考記事:FX リスクリワードとは?取引を優位にする為の計算法

 

リスクリワードについて学習出来たら、あとは利益確定ポイントを決める為に、損切位置を確認し、それ以上のリスクリワード比率になるようであれば、利益確定ポイントは損切幅より大きいところに設定すれば「損切比率を使った利益確定ポイント」を探すことが出来ます。

 

利確が中々出来ない人の対処法

 

そもそも利益確定の際に「もっと利益を出したい!」と欲が出てしまう人向けのおすすめの利益確定方法をご紹介します。

 

OCO注文を入れる

 

OCO注文とは、保有ポジションに対して、利確と損切の2つの注文をあらかじめ設定しておき、値動きがどちらかのラインにまで動いたら取引ツールが自動的に決済してくれる仕組みになります。

 

利確・損切のどちらかが確定した場合は、もう一方は自動的にキャンセルされますので、チャートに張り付いておく必要がありません。

 

損切注文でリスクを抑えつつ、利確はリスクリワード比率で決定した方法を使ったり、重要視されているラインへ設定しておきます。

 

チャートを見ているとついつい”感情的”になってしまう方向けの方法です。

 

証券会社によっては、「決済通知」をメールなどで受け取れますので、「まだ決済されないかな?」と心配してしまう方は、決済通知を受け取るようにして、「通知が来るまで絶対相場を見ない!」とマイルールとして決めておくのも良いと思います。

 

ポジションの一部だけ決済する

 

保有ポジションに対して含み益が出ている場合、「もっと伸びそうだな・・・」と思いつつも、「下がったらイヤだな・・・」という気持ちも同時に生じてくると思います。

 

このように利益確定をずるずる先延ばしにしてしまうタイプの方は、「ポジションの一部を決済」する方法をお勧めします。

 

例えば、ポジションを2枚持っているのであれば、一旦1枚は利確しておき、含み益を確定させておき、残りを次の悩むところまで保有しておけばいいでしょう。

 

全ての保有ポジションを同時に決済する必要は一つもありませんからね♪

 

まとめ

 

利確のポイントはエントリーよりも難しいと言われています。

 

「エントリーはテキトーでも、利確位置をしっかりしていれば収支はプラスになる」とも言われているくらいです。

 

もしも現在トータルでプラスになっているようであれば、利確位置よりもエントリー位置を見直すことによって、利益の幅はさらに増えることでしょう。

 

利確のタイミングは各自検証を繰り返して、自分の手法やリスク管理術と組み合わせて一番納得できるやり方を見つけるしかありません。

 

FXは検証の繰り返しです。収支をプラス、もしくはさらなる利益を生み出すために頑張りましょう!