FX 「売り時」の見極め方は?利益確定のタイミングを適正にする方法

FX 「売り時」の見極め方は?利益確定のタイミングを適正にする方法

 

FX取引には「買い」「売り」があり、24時間いつでも取引することが出来ます。

 

株と違い、時間に捉われずに取引できるのはFXの大きな魅力の一つです。

 

しかし「いつでも自由に売買できる」ということは、「常に相場変動をしている」とも言い換えられます。

 

どのタイミングで取引したらいいのかをリアルタイムで考える必要があり、タイミング次第で利益にも損失にもなってしまいます。

 

エントリーに迷っているとせっかくのチャンスを逃してしまうこともありますし、利益確定のタイミングを間違えると大変なことにもなりかねません。

 

今回はFXの難関でもある、「売り時」について解説していきます。

 

利益確定のタイミング「売り時」とは?

 

保有したポジションが予想通りの動きをして含み益になっていくのは気持ちが良いです。

 

そこで課題となるのは、どこで保有しているポジションを決済(売る)するのかということ。

 

初心者の場合、根拠無く利益確定を繰り返してしまい、トータルでマイナスになってしまった・・・なんてことはよくある話です。

 

ベストのタイミングで利益確定決済をするにはどうしたらいいでしょうか?

 

失敗する利益確定のやり方

 

FX取引において、何を根拠に決済していますか?

 

もしこの質問に答えられない場合は、自分のマイルールを見直してください。

 

初心者の方は「直感で相場が下がりそうだから・・・」とチャートをパッと見たイメージで利益確定を決めていることが多いのですが、大変もったいないことをしています。

 

例えば、「MACDで売り時サインが出たから」「移動平均線で乖離したから」とか、「なんとなく」で取引している方が散見されます。

 

適当な利益確定を続けていると、利益は上がらず、初心者にありがちな「コツコツドカン」になってトータル収支がマイナスになってしまいます。

 

「反転するのはここから!」としっかりと相場の反転ポイントを見極めて、「利益確定」を出来るようになりましょう!

 

基本は安く買って高く売る

 

FX取引において、理想は「安く買って、高く売る」ことです。

 

これは当たり前の話ですが、意外と頭ではわかっていても実行できないものです。

 

そこで私がご紹介するのは「一番安いと判断できるところで買い、一番高いと判断できるところで売る」ことです。

 

同じように捉えがちですが、本質は違っていて、初心者の場合「安く買って高く売る」は「なんとなく安く買って、なんとなく高そうなところで売る」になりがちです。

 

しかし、ある程度知識があると「分析の元、一番安いと判断できるところで買い、一番高いと判断できるところで売る」ことが出来るようになります。

 

トレンドラインであったり移動平均線であったり、またファンダメンタルズ分析でもいいでしょう。

 

要するに、判断材料は各トレーダーによって違いますが、その中で「一番安い」「一番高い」を判断できるようになれば、かなり精度の高いトレードを実現することが可能になります。

 

買うことに対して抵抗が無い?

 

FXにおいて「ポジポジ病」というものがあります。

 

市場が開いている時間はポジションを持っていないと不安になったり、常に変動している相場を見て「エントリーしていないと機会損失」と考えてしまうことから、ポジションを持ちたくて仕方が無くなる病気のことです。

 

しかし、しっかりとした分析をしないでポジションを持つことは「自分で自分の首を絞めている」ことと何ら変わりありません。

 

「エントリーを待つ時間」も立派な取引の一つです。

 

ポジポジ病になってしまっていないか自分のトレードを振り返ってみましょう。

 

ポジポジ病につてい詳しくはFX 誰もが陥るポジポジ病とは?ポジションを持っていないと不安?を参考にしてください。

 

利益確定のタイミングがわからない理由

 

FXではエントリーも難しいですが、利益確定をするのはもっと難しいです。

 

私自身も「決済タイミング」で何度も痛い目を見ました・・。

 

最安値付近でポジションを持つことが出来、為替チャートを見守っていたのですが、「最安値付近で買えた」ことに悪い意味で余裕をもってしまい、中々利益確定が出来ずに、たくさんあった含み益も、ズルズルと減っていき、結局損失を出してしまい、確定損失を出した経験は数え切れません。

 

後々見てみると、ライブレイクしたように見えて、実は「だまし」でした・・・。

 

チャートを見ているだけでは売るタイミングはわからない

 

相場を見ているだけでは売るタイミングは分かりません。

 

ちょっとした為替レートの変動でも「利益確定したほうがいいのかな・・?」と迷ってしまいますし、最高のタイミングをつかむのはかなり難しいと言えます。

 

そこで強い味方になるのはテクニカル分析です。

 

当たり前のことですが、事前にしっかりとテクニカル分析をしておくことでチャート上で意識されているポイントがわかるようになります。

 

例えば、ダウ理論形成中であれば、「相場が反転するポイント」は安値切り上げをしなくなったとき、なので売るタイミングの検討が付きやすくなります。

 

「なんとなく」で売り時を決めるのではなく、エントリー時同様、利益確定においてもしっかり分析をして自分なりに根拠を見つけられるようにしましょう。

 

建値より一時的に下がってしまった

 

為替相場は「N字に動く」と言われているようにジグザグとした動きでチャートを形成しています。

 

なので、時には少し含み益が出たところで下がってくることもありますが、しっかり根拠を持ったトレードが出来ていれば、「これは上昇トレンド中の一時的な下げ」と判断することが出来るので、ひとまず見守ろうという気持ちになれます。

 

「ここまで分析したから大丈夫!」と自信を持てるレベルまで分析しておけば、もし負けてしまうことがあっても、次のトレードに活かすことができますので、何も落ち込むことはありません。

 

根拠なしで、「待ったら上がるだろう」は危険!

 

為替レートを見ていると、思いがけずポジションを建てた方向に為替レートが伸びていくことがあります。

 

利益が増えていくことは気持ちが良いものですし、「もう少し待てばいつもの2倍取れる!」と欲が出てしまいますよね。

 

しかしそういったときこそ、とても危険な状態です!

 

私のような失敗の二の舞になってしまいます。

 

必ずチャートを見て、「ここまで下がったら利益確定!ここまで上がったら利益確定!」というルールをエントリー前に決めておきましょう!

 

お勧めな利益確定の決め方

 

初心者にありがちなのは、一度ポジションを持つと損失が膨らむのが恐かったりしてすぐに損切をしてしまったり(損切貧乏)、含み益が減るのが恐くてすぐに利益確定(チキン利食い)してしまいます。

 

以下ではお勧めの利益確定の決め方をご紹介します。

 

値幅でタイミングを掴む

 

一番簡単な方法は、値幅で利益確定のタイミングを掴むことです。

 

そこでおすすめなのが「pips」をつかった方法です。

 

pipsは為替レートが変動するときの単位のことです。

例えばドル円だと0.01円=1銭=1pipsになります。

 

pipsについて知らない方はこちらをお読みください→FX 通貨単位1Lot 1枚 1万通貨とは?1pips当たりの金額

 

pipsで利益確定を決めておくと、毎日のトレードの目標が決めやすくなりますので、トレードにリズムがつけやすくなります。

 

「どれくらいのpipsが取れそうかな?」と判断する為には、分析が必要ですがひとまずpipsを目安に利益確定位置を決めてみることをお勧めします。

 

チャートを見て決済のタイミングを考える

 

下図をご覧ください。

 

 

チャートにはトレンドラインと移動平均線を表示しています。

 

トレンドラインがきれいに引けるチャートですので、下側の押し目でエントリーしたいとしたら「今回のエントリーの根拠はトレンドラインだから、ラインを下回ったら利益確定しよう」と決めてエントリーしたとします。

 

その後順調に利益が伸びているものの、どこで利益確定をしたらいいのかわかりません。

 

ここで重要になるのが、エントリー前に決めた「トレンドラインを下回ったら」が利益確定の根拠になります。

 

ですので、上の押し目のところでトレンドラインを下抜けたら利益確定。そのままラインで反発すれば利益を伸ばすことが出来ます。

 

その結果、上側の押し目のすこし後でトレンドラインを下抜けてきましたので、そこで利益確定をします。

 

そのように、「最初に決めた根拠が崩れたら利益確定をする」ことが利益確定の一つの根拠にできます。

 

リスクリワードで考える

 

トレードに慣れてきたら、「利益と損切」「比率」で考えられるようになりましょう。

 

FXでは利益・損失を比率で考えることをリスクリワードと呼びます。

 

例えば、利益:損切=2:1で決めておけば、20pipsを取りに行く取引に対して負けるときは10pipsの損失に抑えることが出来る為、期待値が高くなるとともに、優位性を持った取引を実現することが出来ます。

 

しかし、その比率でトレードがうまくいくかの判断をしなくてはなりませんので、詳しくはFX リスクリワードとは?取引を優位にする為の計算法を参考にしてください。

 

指値注文を利用する

 

FXでは相場を常に見ておいてその場でエントリーや決済をする方法と、あらかじめ決めておいたレートになると自動でエントリーから決済までしてくれる仕組みがあります。

 

後者のことをFXでは指値注文・逆指値注文と呼びます。

 

指値注文とは「売りたい価格・買いたい価格」を指定する注文方法です。

 

為替チャートは常に変動していますので、チャートを見ているときに為替レートが自分が取引したい価格になるとは限りません。

 

そのため、「このレートで決済したい!」という場合にもってこいの注文方法です。

 

また、相場を見ていて不安になってしまうトレーダーにも向いていて、常にパソコンとにらめっこする必要が無く、メンタルが相場に介入することが無い為、チキン利食いなども予防出来る為、おすすめの方法です。

 

指値注文について詳しくはFX 指値注文・逆指値注文について分かりやすく解説を参考にしてください。

 

指値注文の注意点として、設定したレートに達しなければ注文は発注しません。

 

そのため、しっかりチャート分析をし、「これなら大丈夫!」という為替レートで設定しておくことが重要になります。

 

また、値動きによっては、設定どおりの為替レートで発注が起こらず思わぬ損失を抱えてしまうこともあるので、逆指値注文(損切)も必ず入れておきましょう。

 

まとめ

 

利益確定はFXトレードの中でも非常に難しい問題の一つです。

 

しかし自分なりにルールをつかむことが出来れば、そのルールに従ってコンスタントに相場をこなすことで自然と利益が増えていきます。

 

トレンドラインや移動平均線などルールを決める方法は無数にありますが、ルールを決めるのはトレーダー自身です。

 

TRY&ERRORを繰り返しながら上手な利益確定が出来るようになりましょう。