FX 含み益・含み損の正しい考え方とは

FX 含み益・含み損の正しい考え方とは

 

■この記事はこのような方向けです

・含み益・含み損の意味が理解できていない方

・含み益・含み損の正しい考え方を身につけたい方

・FX取引における精神面の成長を目指したい方

 

FXでは、「含み益」「含み損」といった言葉を使います。

 

初心者の方は初めて聞いた方もいるのでないでしょうか。今回は「含み益」「含み損」についてわかりやすく解説していきます。

 

含み益・含み損とは?

 

・含み益(ふくみえき)とは、決済していない状態での利益のことです。

・含み損(ふくみぞん)とは、決済していない状態での損失のことです。

 

同じ意味で、株式などでは、「評価益」「評価損」とも呼ばれています。

 

FXではポジションを持つと、為替レートの動きに応じてその時点での評価損益が表示されます。

 

例えば1ドル100円で1万通貨買いエントリーした場合、為替レートが1ドル101円になった場合(+100pips)含み益が1万円となります。

 

この場合現在の評価損益の欄には+10000円と表示されます。

 

含み益の状態ではまだ決済していないので、利益は確定していませんので、そこからレートが予想の方向に動けば利益は増えますし、逆行すれば利益は減ります。

 

決済をすることではじめて「利益確定」されます。

 

ちなみに、含み益がある状態で決済することを「利益確定」、含み損がある状態で決済することを「損切り」「ロスカット」と言います。

 

FX初心者にありがちな「含み益」「含み損」に対する考え方

 

含み益や含み損は通常の利益や損失を異なり、特殊なものです。

 

そのため、特にFX初心者の場合はこの含み益・含み損というものに大きく惑わさせてしまいます。

 

FX初心者にありがちなダメなケースを紹介しますので、反面教師にしてください。

 

含み益を利益だと思ってしまう

 

含み益はあくまで「含み益」であり、「利益」ではありません。

 

例えば、うまくトレンドをつかんでエントリーできて、含み益が10万円まで増えたとします。

 

「まだまだ伸びそうだからもう少し伸ばそう」と思って、利益確定をせずそのまま相場を眺めていたところ、そこから逆行してじわじわと下がっていき、10万円の含み益が5万円まで下がってしまいました。

 

そして、ついに含み益が1万円になってしまいました。

 

しかし、ここで一つ考え直してみましょう。

 

元々利益を1万円取る目標でエントリーしていたのであれば、この時点で利益確定をして全く問題ありませんよね。

 

しかし、「さっきまで10万円あったのに・・・」「あそこで利益確定していれば10万円利益が出ていた!」などと考えてしまい、含み益を利益だと思う感情が生まれてきてしまいます。

 

投資の世界では常に客観的な事実を冷静に捉えられる屈強なメンタルが必要になってきます。

 

初心者の方は含み益を「自分のものだ!」と言わんばかりに利益を生み出したかのように勘違いしてしまいます。

決済するまで何が起こるか分からないということを常に考えておきましょう。

 

含み損を見て見ぬふりをする

 

含み益や含み損は「決済」して初めて確定するものです。

 

なので、損失をする場合にこの考え方はとても邪魔な存在になってきます。

 

「決済をしなければ確定はしないから、含み損を抱えたとしても決済さえしなければ損失は確定しない」と言った考えをもってしまいます。

 

これが、多くのトレーダーがFXで損失を生み出し相場を退場する大きな理由の一つです。

 

含み損を「−10万円」「−20万円」「−30万円」・・・、と抱えていっても結局、証拠金さえ追加入金すれば、強制ロスカットには達しない為、損失確定とはなりません。

 

だからこそ、損をしたくないトレーダーであればあるほど、「塩漬け」や「ナンピン」などをして、どんな手を使ってでも損失確定をさせないように必死にもがきます。

 

ナンピンとは、買い建てた後に価格が下落した場合に買い増しすることで、ポジションの平均取得単価を下げる方法。
平均取得単価が低くなることで、その後元のポジションまで戻らなくても利益が出る。

 

塩漬けとは、含み損を損切したくないからと損切を確定せずにポジションを放置すること。

塩漬けについて詳しくはFX 塩漬けで大損!資金の大半を3日で失った話を参考にしてください。

 

もちろん毎回このパターンになったとしても建値(エントリーした位置)まで相場が戻ってくることもありますが、毎回のように戻ってくるはずがありません。

 

つまり「含み損を抱えたら損したくないから決済しない」なんてことをやっていると、必ずどこかで強制ロスカットに合い、ドカンと一発で今までの利益を全て吹き飛ばす日がやってきます。

 

含み益に関しては、「含み益を利益だと思うな」と紹介しましたが、だからと言って「含み損は損だと思うな」と言うのは大きな間違いです。

 

そもそも含み益・含み損は性質が全く異なります。

 

含み益に限界はありませんが、含み損には限界があります。

これが決定的な違いです。

 

含み益は+10億円になろうともいくらでも増え幅はありますが、含み損の場合は自分の資金が上限となってきますし、もちろん生活もありますので、投資余剰金が限界値となってきます。

 

つまり、含み損の場合は放置しているとどこかで強制的に損失が確定させられます。

 

資金に限界がある以上、含み損を見てみぬふりをするのはナンセンスです。

 

言っておきますが、含み損を放置しているとほぼ100%の確率で資金を失います。

 

 

まとめ

 

■含み益・含み損

・含み益・含み損はあくまで現時点での評価損益にすぎない

・含み益は利益だと思うな

・含み損には限界があるので早めに損切りしてしまう

・塩漬け・ナンピンをして損を確定しないようにするのは投資家としてナンセンスな行為